ヤマト運輸を名乗る再配達メールは本物?開いたときの対処も紹介

ヤマト運輸を名乗る「住所が間違っているため配達できない」というメールは、リンクから住所確認や再配達を促す代表的な手口です。届いても、そのリンクで手続きを進めず、公式アプリや公式サイトから荷物の状況を調べてください。

『こまちえ』のチャトです。荷物を待っていると、配達の案内は気になりますよね。2026年10月14日に確認した公式情報をもとに、注意したい文言と、開いた後の対処を整理しました。ここで紹介する例文は、実際の受信メールの原文とは区別しています。

目次

「住所が違うので届けられない」は代表的な口実

「荷物を待っているし、住所を直したほうがいい?」。そう思わせるのが、この手口の困るところです。ヤマト運輸は、住所不明で配達できないとして住所確認を求める案内を、メールやショートメールでは送らないと説明しています。

2026年10月14日に確認した公式FAQには、「住所不明による配達失敗のお知らせ」という文面の迷惑メールが急増しているとの記載もありました。ただし、確認した資料に文面別の件数や順位はなく、「最も多い例」とは断定できません。

  • お届け先情報が不完全です
  • 配送先住所が間違っています
  • 配達失敗通知
  • 配送中止のお知らせメール

上の4つは、公式FAQで「公式メールでは使用しない」とされている文言です。実際のメールは件名や言い回しが変わるため、例文と一字一句同じかどうかだけで判断しないでください。

例文は「住所確認から再配達へ」と進ませる内容

どんな流れなのか、手口を説明するための要約例を挙げます。以下は受信メールの原文でも、公式掲載画像の書き起こしでもありません。件名からリンクへの誘導までのつながりを見るための例です。

例文の部分手口を説明するための要約例
件名配送先住所が間違っています
本文お届け先の住所に不備があるため、お荷物を配達できませんでした。下記のリンクから配送先情報を確認し、再配達の手続きをしてください。
誘導先住所確認・再配達手続きと称するリンク。危険なリンクを避けるため、ここには掲載していません。

「配達できない」という困りごとを示し、その解決方法としてリンクを押させる構成です。移動先で氏名や住所だけでなく、ログイン情報やカード情報を求められることもあるため、住所の訂正だと思って進めないことが大切です。

本文の日本語が自然でも、本物とは限りません。逆に、不自然な文章だけを理由に端末への感染まで決めつけることもできません。文章の印象より、何をさせようとしているかに目を向けたいところです。

差出人がヤマトでも、その表示だけでは決められない

差出人に見慣れた会社名があれば、安心したくなりますよね。ですが、メールに表示される送信者名やアドレスは偽装されることがあります。ヤマト運輸も、正規ドメインに見える迷惑メールの発生を注意点として挙げています。

私は、アドレスが合っているかだけで結論を出すのは避けたいと思います。正規メールに似た見た目まで作られているなら、受信した画面を眺め続けるより、普段の公式アプリへ移るほうが判断を進めやすいからです。

なお、楽天市場で購入した一部の荷物では、楽天のドメインを使う正規のお届け予定通知もあります。いつもと違うアドレスだから即座に偽物、見慣れたアドレスだから本物、という二択では見分けられないんです。

ロゴがないメールは全部偽物?例外があります

ヤマト運輸は2025年8月26日から、BIMIという仕組みによるロゴ表示に対応しています。確認の助けになりますが、ここでいうロゴは、メール本文に貼られた会社の画像と同じものとして扱わないようにしましょう。

正規メールでも、受信サービスがBIMIに対応していない場合や、別のアドレスへ自動転送した場合にはロゴが表示されません。導入前に送信された過去のメールも対象外です。「ロゴなし=詐欺」と一律には言えません。

チャト

本文の画像と、受信画面の認証されたロゴは分けて考えたいですね

荷物を待っていても、確認はいつもの入口から

本当に配送中の荷物があると、案内にも心当たりがあるように感じます。でも、注文した事実は、そのメールの差出人が本物である証明にはなりません。配送状況は、メールを離れて調べられます。

普段使っているヤマト運輸の公式アプリや、登録済みの公式サイトのブックマークから荷物を確認します。送り状番号が必要なら、購入先の公式アプリや注文履歴、不在票など、別の経路で得た情報を使いましょう。

検索して開く場合も、先頭の広告を無条件に信用しないでください。警察庁は、検索広告から偽サイトへ誘導する手口も紹介しています。メールのボタンを避けたあとも、移動先が公式のサービスかを確かめる必要があります。

  • メール内の返信先や問い合わせボタンで真偽を尋ねない
  • 配信停止を装うリンクも、確認のために押さない
  • ヤマト運輸はSMSでの連絡を行っていないため、ヤマトを名乗るSMSから手続きしない

リンクを開いた後は、どこまで操作したかで対処が変わる

押してしまったときは、慌てて画面の指示に従わず、追加の入力やダウンロードを止めます。「開いた」だけなのか、「カード情報まで入れた」のかで必要な対応は違います。覚えている操作を整理しましょう。

サイトを表示したことだけで、感染したとも、絶対に問題がないとも断定できません。通知の許可、ファイルのダウンロード、アプリの導入などを行ったかも確認します。端末やブラウザによって操作方法は異なるため、公式サポートの案内を使って対処してください。

アプリを入れたりファイルを実行したりした場合は、情報入力だけの問題として扱わないほうがよい場面です。端末メーカーやセキュリティの相談窓口へ操作内容を伝え、業務用の端末なら管理担当者へ連絡します。

カード情報やパスワードを入れたら、公式窓口へ

カード情報を入力した場合は、不正利用が明細に出るまで待たず、カード会社の紛失・盗難窓口へ連絡します。利用停止や再発行の要否を相談してください。連絡先はメール内ではなく、カード裏面や公式アプリなどから調べます。

IDやパスワードを入れた場合は、正規のサイトやアプリから速やかに変更します。同じ組み合わせを他のサービスでも使っているなら、そちらも変更の対象です。不審なログインや利用履歴がないかも確かめます。

銀行の認証情報を入力したなら、その金融機関へ連絡してください。電話番号と認証コードを入力した場合には、携帯電話会社へ身に覚えのないキャリア決済がないか相談するなど、渡した情報に合わせて連絡先を選びます。

迷ったときの問い合わせ先も、メールの外で探そう

配送そのものや通知の真偽について分からない場合は、ヤマト運輸の公式サイトにある問い合わせ窓口へ。カードの利用停止はカード会社、被害が発生した場合の通報・相談は警察というように、目的に合う相手へつなぎます。

不正利用などの被害がある場合、警察庁は最寄りの警察署やサイバー事案のオンライン受付窓口への通報・相談を案内しています。相談に使うメールや受信日時、操作内容は、窓口の指示に従って残しましょう。

未操作で不要なメールなら、利用しているメールサービスの迷惑報告やブロック機能を使い、削除します。家族と共有するなら「住所確認のメールが来たら、そのリンクから直さず公式アプリへ」。短い約束にしておくと、迷った場面で思い出しやすいですね。

この記事の内容は、公開時点で確認した情報をもとにしています。内容は変更される場合があるため、必要に応じて公式情報や各サービスの案内もあわせてご確認ください。

チャト

この記事を書いている人

「こまちえ」を運営するチャトです。家族との時間や日々の使いやすさを大切にしながら、暮らしの疑問、買い物・サービス、スマホの使い方、お出かけや地域情報を扱っています。同じことで迷った方の参考になるよう、確認できる情報をわかりやすくまとめてお届けします。

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